‘文泉閣’は、慶尙大學校図書館古書室の名称であり、1989年に設置された慶尙南道唯一の古文獻管理 專門図書館である。
   

朝鮮中期、慶尙右道慶尙道西部)地域の學問を主導していた儒學者南冥 曺植1501-1572)をはじめとする彼の學派を硏究し、慶尙南道地域の歷史と文化に對する硏究を振興させようという慶尙大學校と地域住民の熱望により、2001年10月、大學構內に南冥學館が建てられて、それまで南冥學および地域學硏究を效率的に支援するために大學中央図書館に所藏されていた古書および關連資料一切を南冥學館に移管し、2001年10月23日、古書室を‘文泉閣’と命名して開館した。
   

文泉閣は古書および古文書を所藏した古書線裝本室, 冊版と古活字などを所藏した藏版閣室, 古書影印本および漢文で記錄した図書を所藏した古書影印本室から構成されている。
   

現在ここには慶尙南道地域のさまざまな家門(旧家)から寄贈された2万5千余点の古文獻と、古書影印本資料2万余卷, 慶尙南道有形文化財8種 1,682点など計5万余点の資料が所藏されている。したがって文泉閣は慶尙南道地域唯一の機關として最も多い古文獻と關連文化財が所藏されている所である。
   

今後も持續的に慶尙南道全域に散在する個人および家門(旧家)の所藏古文獻の寄贈を受け、總合的に管理し、關連知識と情報を硏究者に提供し、 名實共に慶尙南道地域の歷史と文化に對する知識と情報提供のための據点として發展させていく計畵である。
 
慶尙南道地域13の家門(旧家)から寄贈された地域出身の儒學者の 文集類, 經書類, 古文書類など2万5,000点を所藏。
 

- 性齋先生文集冊版 : 633枚(1891年板刻本)
- 士儀冊版 : 333枚(1870年板刻本)
- 宗堯錄冊版 : 157枚(1878年板刻本)
- 勿川先生文集冊版 : 329枚(1910年板刻本)
- 木活字 : 約3万点
- その他 : 勿川書堂重建記․龍門精舍記文
- 合計 : 冊版 1,452枚, 木活字 3万点, 懸板 5点所藏
 
中國および日本などで刊行された東洋學關連図書と朝鮮王朝實錄, 日省錄, 韓國歷代文集叢書など韓國學關連図書など古書影印本図書2万卷を所藏